右手に結婚指輪をつける理由は宗教的なもの
日本において、結婚指輪をつける手は「左手」になります。ところが国によっては、右手に結婚指輪をつけることも。理由は色々とありますが、影響が最も大きいのがプロテスタントによるものです。
「プロテスタント」と聞くと堅苦しそうなイメージがあるでしょうが、想像よりも開かれています。特に熱心な信者でなくとも、プロテスタントであれば挙式の参加は可能。牧師様が進行を担ってくれるため、2人に負担はかかりません。
ヒントは牧師の言葉
プロテスタントが右手に結婚指輪をつける理由として、ヒントとなるのが牧師の言葉です。
かつて人々は、権力者によって虐げられていました。人々を救うために立ち上がったのが、聖人です。権力者から逃れるため、聖人は「右手」を上げて海を真二つに。海が割れたおかげで道が出来、人々は権力者から逃れられたのです。人々が海を渡った後、聖人は再び「右手」を上げて海を元通りに。海が元通りになってしまったがため、権力者は人々を追いかけるのが出来なくなりました。人々が幸せに暮らせていけるのは、右手に宿る神様のお陰だと言われています。
神様がもたらしてくれるもの
牧師様の言葉は続きます。「2人を生み育ててくれた者達は全て、神様の思し召しによるもの。だからこそ、神様の力で今一度2人の絆をより強固なものにして下さい。神様への誓いは必ず守られることでしょう。」
神様への約束の印こそが、指輪だとされています。神様の印を神様の力が宿る右手にはめることで、絶対的な信仰心と絆を示しているのです。壮大です。
指輪は神様との繋がりを示すもの
なお本記事において、特定の宗教を勧誘する意図はありません。あくまでも「結婚指輪を右手につける理由」について、宗教観点で取り上げたものになります。日本の場合、宗教に対しては海外と比べると、そこまで熱心な方ではありません。本人が希望しているのなら、左手につけても右手につけても問題なしです。
ポイントとなるのは神様との繋がり。指輪を介して神様と繋がることにより、幸せな結婚生活がもたされる点にあるのです。