どの素材で作られた手作り指輪でも、長い間使用していれば汚れは出てしまいます。
でも普段からしっかりとお手入れすれば、問題ありません。
基本的なお手入れ方法は専用のクロスで拭くか、汚れが酷い場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗うことです。
しかし使われている素材によっては、中性洗剤どころか水そのものが使えない素材があります。
手作り指輪に使われている素材をよく確かめてから、お手入れに取り掛かるようにしましょう。
ではどの素材が、水に弱くなっているのでしょうか。
詳しい解説となると化学の話にまで突入するので、簡単に取り上げます。
まずは指輪本体の素材についてです。
手作り指輪に使われている素材は主に、ゴールドやシルバーになります。
ゴールドやシルバーは錆びにくい金属となっており、水洗いでお手入れしても問題ありません。
熱湯を使ってお手入れしてもダメージはなく、余程乱暴にお手入れしない限りは手作り指輪が壊れることもないでしょう。
ただし銅・鉛・スズ・ニッケル・亜鉛・アルミニウム・マグネシウムなどの素材は、水洗いは絶対的にNGです。
これらの金属は大変錆びやすく、もし水洗いをと考えているのならば控えるべきです。
お手入れの方法としては柔らかいクロスで拭き取るのが、最善です。
クロスで拭き取るだけでも、かなり汚れは取れます。
次に宝石部分です。
ダイヤモンド・ルビー・サファイヤと手作り指輪の中でも人気がある宝石は水に強い素材なので、水洗いしても問題はありません。
しかしあくまでも「水に強い宝石」であり、「水洗いをしても絶対に大丈夫な宝石」という訳ではありません。
もし手作り指輪から宝石が取れそうになっているのならば、例えダイヤモンドがあしらわれているとしても控えて下さい。
手入れが難しいと判断したのならば、手作りのリングを購入した店に手入れを頼むのが1番です。
例えどんなに難しい状態になっていたとしても、しっかりとメンテナンスを施してくれます。